EMの簡単な説明

 EMとはEffective Microorganismsの略で、有用微生物群という意味です。琉球大学農学部の比嘉照夫先生が開発して、全国に広まってきたものです。EMは約80種類の有効微生物が共存しているもので、好気性と嫌気性の微生物、例えば乳酸菌群、酵母菌群、光合成細菌群、糸状菌群、放線菌群などを複合培養したものです。これらの微生物は私たちの日常生活でも「みそ」、「しょうゆ」、「つけ物」、「お酒」など、健康に良い様々な食べ物を作っています。
 『くにたち桜守』では、これらの微生物の力を借りて、サクラの樹勢を回復して行こうと考えています。具体的には市販のEMに糖蜜と水を加えて数週間寝かせたEM活性液に、もみがらと燻炭と水を混ぜ合わせ数ヶ月発酵させたもの(通称EMぼかし)をサクラの根元撒きます。もっと簡単な方法としては、サクラの根元にもみがらと燻炭、場合によってはそこに生えていた植物をチョッバーできざんだものも撒き、更にEM活性液を希釈した液を撒きます。この様な作業を一年間に4〜5回行うことでサクラの樹勢回復を試みています。