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くにたち桜守活動記録
 最近の活動は、くにたち桜守公式フェイスブックページも参照してください。
2023.3.19 2023.3月の定例活動

 もう大学通りは開花してしまいました。
 今日の作業は、桜の開花に合わせて、市内の小学生などに描いてもらったポスターの掲示です。それと桜の番号札が傷んでいるので、新しい番号札に代える作業です。
 時間が足りなくなったので、次の日も続きを行いました。



ポスターの掲示

小学生などのポスター

番号札の更新

2022.11.20 11月の定例活動

 数週間前に、国立市内の小学生の皆さんなどに菜の花の種を蒔いてもらいました。しばらくして確認すると良く芽が出ているところもありますが、あまり芽が出ていないところもありました。またせっかく芽が出ても最近雨が全然降らないので、元気がなくなった芽もあります。
 今日の作業は、菜の花の芽があまり出てないところや元気のないところに、菜の花の新しい苗を植えたり、種を追加で蒔く作業を行いました。今日は曇って少し寒い日となりましたが、天気予報では午後には雨が降るということなので、新しく植えた苗や追加の種、もちろん雨が無くて元気のない芽にも恵みの雨になってくれると思います。
 時間が余ったので残っていたキバナコスモスを抜く作業と、東‐70番の根元のヤブランの中に生えてきたアズマネザサの抜き取り作業を行いました。



菜の花の苗の移植

追加の種まき

キバナコスモスの抜き取り

2022.10.16 10月の定例活動

 国立市の大学通りの桜は、古いものは上皇様の誕生をお祝いして植えられものもあり、いくつか元気の無い桜もあります。
 くにたち桜守では、元気の無い桜の根の周りに、肥料を撒いたり、春はナノハナ、秋はキバナコスモスを咲かせて保護しています。ナノハナの種は市内の小学生に蒔いてもらうため、今日の作業も先週に引き続き、種を蒔く場所に生えているキバナコスモスや草を刈取り、土を耕すことです。
 今日の作業はまず先週やりきれなかったところ(東-40〜東-43)の、キバナコスモスの抜き取りと雑草特に笹の刈り取りを行いました。今日はMeMeMの方の取材がありました。参加者は手伝っていただいたMeMeMの方も含めて4人だけでした。何とか午前中の間に、この場所のキバナコスモスの抜き取りと雑草の除去を終わりました。思ったより参加者が少なかったため、この場所しかできず、これでは小学生の種まきに間に合わないため午後も作業をすることとなりました。
 午後はその隣の東-361と東-38のキバナコスモスの抜き取りと雑草の刈り取り、土の耕運を行いました。こちらは笹が無いので作業はスムーズに進みました。キバナコスモスを抜いていると、ご近所に住んでいる方がキバナコスモスをもったいないと持ってゆきました。またバケツを持ってきて、抜き取ったキバナコスモスを水を入れたバケツに入れて、大学通りを通る人に自由に持って行ってもらうようにしてくれました。すると多くの人がキバナコスモスを持って行ってくれました。来年は皆さんにキバナコスモスを抜いてもらうようなイベントを行うのも良いのではないかと思いました。
 この場所にはヌスビトハギがたくさん生えていたので、服やズボン、手袋にヌスビトハギの種がびっしりと付いてしまい、家に帰って種を取り除くのが大変でした。



キバナコスモスの抜き取り

雑草の刈り取りと耕運

2022.10.9 10月の臨時活動

 国立市の大学通りの桜は、古いものは上皇様の誕生をお祝いして植えられものもあり、いくつか元気の無い桜もあります。
 くにたち桜守では、元気の無い桜の根の周りに、肥料を撒いたり、春はナノハナ、秋はキバナコスモスを咲かせて保護しています。ナノハナの種は市内の小学生に蒔いてもらうため、今日の作業は、種を蒔く場所に生えているキバナコスモスや草を刈取り、土を耕すことです。
 種を蒔く場所が何カ所もあるために、今月は通常の作業日の他に臨時作業を行うこととしました。今日の作業は臨時の作業のため、周知がうまく行かなかったためか、参加者は2人だけで、作業が進みませんでした。
 来週も同じ作業がありますので、興味のある人は参加してください。。



雑草を刈り取りました

土を耕します

2022.8.21 8月の定例活動

 ここ何日か大学通りも過ごし易い気候となりました。今日の活動は朝方は雨だったため、できないかと思いましたが、時間になると雨も止みましたが、雨のせいもあり今回は参加者が少なくなってしまいました。
 今回の作業は不定根治療をしている2本の桜の傷んだ布を取り替えることです。まず東‐12番の桜の布の取り換えを行いました。この桜は2016年1月17日の雪で、太枝が折れてしまった桜で、幹に大きな穴が開いてしまったため不定根治療を行って樹勢回復を試みています。古い布を取ってみたところ、幹の洞に入れてある土やピートモスの量が少ないので、後日又やり直す予定です。
 次に東‐43番の桜の布を取り替えました。この桜は既に20年近く不定根治療を続けている桜で、太い不定根が育っているのが確認できました。何とか元気になって欲しいと思います。
 最期に西‐311番の桜の周りの草取りを行いました。ここはロープや看板が傷んでいたため、また後日修理を予定しています。


東‐12番の布の取り換え

東‐43番の布の取り換え

西‐311番の草取り

2022.6.19 6月の定例活動

 梅雨の晴れ間で天気の良い暑い日となりました。作業中には何回も水を飲みました。
まず、今年マイヒメを植えた隣の東-36番の周辺の杭とロープの修理を行いました。杭をしっかりと建てるには、大きなカケヤで杭をたたいて深く打ち込む必要があります。大谷さんの打つのを見て、子供たちも一生懸命杭打ちをしました。杭がしっかり建てられた後は、新しく用意したロープをピンと張りました。
杭とロープの補修が終わったら次は、EMボカシを桜の根元に撒きます。この場所はキバナコスモスがたくさん生えています。キバナコスモスが元気に育って、桜の根元が踏まれないようにするために、小学校で作ったEMボカシを一袋撒きました。
 次に今年新しく植えたアントロメ前の東‐601番のオオシマザクラの周りの草取りを行いました。最後に東‐63番の桜があった場所で解散しました。。
 今回の活動も前回参加してもらった方にたくさん参加してもらい、ありがとうございました。やはり全部で15名以上の参加となりました。今後もこのように多数の方々の参加を是非お願いしたいと思います。またそうなるように魅力的な活動を考えたいと思います。


杭とロープの補修

EMボカシの散布

草取り

2022.5.15 5月の定例活動

 東-40番、41番、43番の桜の周辺と、東-361番、東-38番の桜の周辺の菜の花の種取りと草取り行いました。
来年の春に咲く菜の花の種を蒔くための準備として、菜の花の種取りと、種を蒔く場所の雑草取りを行いました。東-40番、41番、43番の場所はアズマネザサがたくさん生えており、草取りが大変です。鍬などを使って一生懸命にやってもらいました。また東-361番、東-38番の周辺は、アズマネザサが無いので土は柔らかく草も取りやすかったです。その代わりキバナコスモスの芽がたくさん出ていました。キバナコスモスも桜の根の周辺を守ってくれる植物なので、秋まで育てていきたい植物です。キバナコスモスの芽を抜かないように草取りを行いました。
 今回の活動には新しく参加してもらった方が多く、全部で15名の参加となりました。前回の活動と比較すると、参加者はかなり増加しました。お子さんと一緒に参加していただいた方が何組かあり、色々な動物や植物を観察しながら、いつもより賑やかな活動となりました。今後もこのように多数の方々の参加を是非お願いしたいと思います。


 

 

 

2021.11.21 11月の定例活動

 西-74番〜西-81番、東-76番の桜の周辺に張ってあるロープや杭が傷んでいたので、修理を行いました。
傷んだ杭やロープは新しいものと交換しました。またロープの弛んでいる部分は絞めなおして、ロープがピンと張るようにしました。
 ロープが緩まないような縛り方があるのですが、私は何回やっても覚えられないのであきらめています。今回はもっと若い方にマスターしてもらうため、ベテランの方がやり方を伝授していました。しっかりと覚えてくれたようです。


東-76番のロープの張替え

 

2021.6.20 6月の定例活動

 西-24番、西-25番の周辺の草取りを行いました。草を取った後、耕して小学生の皆さんに菜の花の種を蒔いてもらいます。朝まで雨が降っていたために、集まった人数は多くありませんでした。
 朝の雨がおさまって日が差してきたため、たいへん蒸し暑くなってしまいました。この辺りは笹が多いので、草取りも大変です。この天気での草取りは少し辛く、水を何度も飲みながらの作業となりました。蜂や茶色っぽいカメムシなどがたくさん出ていました。大きな毛虫も桜の木から帽子に落ちてきました。またキバナコスモスもたくさん生えているので、取らないでそのまま育てることにしました。大学通り全体を見てもキバナコスモスが多くなっているので、今年は昨年と比べると秋にはたくさんのキバナコスモスが咲くようです。11時30分には、何とか予定の部分の草取りが終わりました。


西-24番付近の草取り 草取り前

 

西-24番付近の草取り 草取り後

2021.4.18 4月の定例活動

 西-18番、西-19番、西-21番の周辺の草取りを行いました。この場所は草を取った後に耕して、その後に小学生の皆さんに菜の花の種を蒔いてもらいます。今回は新しく参加してもらった方が、子供さん2人を含め、5人になりました。
 昨夜の風雨もおさまって、心地よく風が吹いた良い天気となり、動きやすい気候となりました。気候が良くなったためか、バッタ、ミミズ、ダンゴムシなどたくさんの生き物と会うことができました。ノビルなども大きくなっていたので、草取りのついでに取ってきました。11時30分には、ほぼ予定の部分の草取りが終わったので、解散しました。


西-21番付近の草取り

西-19番から西-18番付近の草取り

 

2020.11.15 11月の定例活動

 東-12番の桜は、2016年の冬に幹が雪で折れてしまったため、不定根治療をしています。不定根治療に使っていた布が傷んでしまったため、今回取り替えました。不定根の状況は、小さな2-3mmの根がいくつか生えているのが確認できました。このまま順調に育っていってもらえば、この桜も元気になると思います。
 もう一本、東-43番の以前から不定根治療していた桜の布も傷んでいたので交換しました。この桜は、2000年ころから不定根治療を行っているため、太い不定根が育っていました。
 また、現在小学校などで菜の花の種まきをしているので、発芽状況の観察も行いました。最近種まきをしたところは、雨が降っていないために発芽があまり良くありませんでしたが、早く蒔いたところはたくさん芽が出ていました。しかしよく見ると、ハトの群れがやって来て、発芽した芽を食べていました。何とかしないと大変です


東-12番の不定根治療

東-12番の不定根治療

東-43番の不定根治療

2020.10.18 10月の定例活動

 理由は判りませんが、舞姫の植えられているところなどに、5小の児童さんが菜の花の種を蒔くのをやめて欲しいとの連絡がありました。それで市の要請に従い、種まきの場所を明和マンションの前にすることとなりました。
 雑草がぼうぼうと生えている場所を、菜の花の種を蒔く場所にして、この場所の草取りと耕運を行いました。種を蒔く時期が来ましたら予定を掲載しますので、近隣の皆様のご理解・ご協力をお願いします。この場所は土の状態はかなり良く、ミミズもたくさんいたので、綺麗に菜の花が咲くのではないかと思います。午後に日が当たらないのが少し気になります。


耕運前の状況

耕運している状況

耕運作業終了

2020.9.20 9月の定例活動

 西-74〜西-81番の桜の幹に、たくさんのキノコが生えています。これらのキノコを観察し、タガネと金づちを使って取り除きました。キノコを取った後にはトップジンを塗って、傷口を治療しました。
 キノコはコフキサルノコシカケとベッコウタケでしたが、かなり大きく育っており、タガネを使ってもなかなか取り除けませんでした。特に西-77番はコフキサルノコシカケがたくさん、しかも幹の周辺全体に生えており、大変な状態となっていました。キノコを取り除いたことで、元気になればよいのですが。


キノコの観察

キノコの駆除

たくさん生えたコフキサルノコシカケ

8月の定例活動

 西-66番の舞姫の周辺の草取りと生垣の剪定を行いました。大学通りは熱中症の危険を感じる暑い日となりました。
何とか舞姫の周辺の草取りを終了したので、次に隣の西-65の名月桜の周辺の草取りに移りましたが、これ以上の草取りは熱中症を発生させる恐れがあるため、まだ11:15くらいでしたが本日の活動は中止しました。。
 

舞姫の草取り開始

草取り開始

だいぶ草が無くなりました

草取り終了

7月の定例活動

 東-36番の桜は、不定根治療をしていて、かなり元気な根が出てきています。不定根の付近の枝は元気に葉を付けていますが、他の大部分は枯れてしまい、葉も出ていません。元気な枝の成長に悪影響が無いように、枯れ枝の切除を行いました。
 今年は長引いている梅雨ですが、活動日は梅雨の晴れ間となり、暑い日となりました。暑い中で汗だくになりながら、午前中で何とか枯れ枝の切断と処理を終えることができました。
 

枯れ枝を切り落とす前

小さな枯れ枝の切断後

太い枯れた幹の切断

太い幹の切断面へ癒合材を塗布

1月の定例活動

 桜の現状の観察、特に桜の根元を保護する菜の花の生育状況を中心に観察しました。
菜の花の生育状況に関しては、種を撒いた時期や、日当たり状態などにより、場所により全く生育状況が変わっていました。生育状況が悪いところに関しては、肥料を追加しました。
 菜の花のこぼれ種から発芽した菜の花は、既に大きくなり菜の花が咲いているところもあります。一部では残念なことですが、菜の花を食べるために摘み取っているものも見受けられました。
 大学通りを歩いてみると、こぶ病になった桜、大きな枯れ枝がある桜、キノコの生えている桜などがたくさんありました。早く手当てをしないと手遅れになってしまいます。できる限り対応してゆきたいと思います。


菜の花への施肥

キノコの観察

もう咲いている菜の花

6月の定例活動

 5月に引き続き、ロープと杭の傷んでいるところを補修しました。西‐77番〜西‐81番までの杭とロープの補修を行いました。
 その後西−65番のメイゲツと、西−66番のマイヒメの根元周辺の草取りを行いました。メイゲツは枯れ枝が多く、早く手当てをしないと枯れてしまいそうです。

ロープの補修

杭の打ち込み

メイゲツ根元の草取り

5月の定例活動

 ロープと杭の傷んでいるところを補修しました。杭の折れていたり腐っているものに関しては、引き抜いて新しい杭を打ち込みました。ロープも切れたりしているものは新しいものに替え、たるんだ場所に関しては、もう一度締め直してピンと張るようにしました。
 南門の横にある西−34番のヤマザクラ、西−301番のソメイヨシノ、それと自転車置き場の中にある東−151番のヤエベニシダレなどの周りの、杭とロープの補修を行いました。
 気候も晴れているのに蒸し暑くなく、爽やかに作業ができました。

杭の打ち込み

ロープの補修

自転車置き場の杭とロープの補修

2月の定例活動

 舞姫(東-66)の根元の周辺は、第2小学校の生徒さん達が菜の花の種を蒔いたところで、かなり元気よく芽が出ていました。しかしイチョウの枝を切った際の枝置場となり、踏み荒らされて全ての芽が無くなってしまいました。そこで急遽パンジーを植えることになり、活動日に実施しました。全部で120鉢のパンジーを植え付けしました。
 また隣の名月(東-65)は枯れ枝が多くなり樹勢がやや衰えてきました。早く枯れた枝を除去する必要があります。この名月の周辺の杭が折れていたため、杭を新しくし、ロープの掛け替えを行いました。
 今回は少し早く終了して、今後の活動などについて話し合いました。従来は第2水曜日の夜に連絡会を開催し、ここで今後の方針などについて話し合っていました。しかし夜だと集まる人も限られ、少なくなってしまうので、今後は活動日のどこかで話し合いを行うことにしました。第2水曜の連絡会は、当面中止とします。

パンジーの植え付け

杭の補修

ロープの掛け替え

9月の定例活動

 9月になると国立市内の小学生や高校生によって、桜の根元に菜の花やムラサキハナナ種まきが始まります。
その準備として、種まきをする場所を耕しました。先月草取りをした東-40〜東-43の桜の周辺は、笹の繁茂が凄くて耕すのが大変なので、まずこの場所を耕すことにしました。前日は雨で作業ができるか心配でしたが、幸いなことに天気が回復しました。薄日も当たっていましたが、蒸し暑く汗だくになってしまいました。参加者6人で何とか耕すことができました。
 作業が終わったとき、桜の幹にトカゲの親子が日向ぼっこをしていました。またこの準備作業は今回は一ヶ所しかできなかったので、9月22日(土)に臨時作業を行うことにしました。時間のある方は参加をお願いします(雨天の場合は9月23日(日)に行います)。


桜の周りの耕運

桜の周りの耕運

トカゲの日向ぼっこ

8月の定例活動

 市内の小学生たちが9月中旬頃、ナノハナやムラサキハナナの種まきをする場所の草取りをしました。
東-40〜東-43の桜の周辺の草刈を行いました。この辺りはアズマネザサがたくさん生えているので、草取りにとても苦労しました。何とか参加者8人でほぼこの領域の草を取ることができました。
 今回は笹もあったため一ヶ所しかできなかったので、8月25日(土)に臨時作業を行うことにしました。小学生が種まきをする他の場所の草取りをします。時間のある方は参加をお願いします。

今年は一部だけ菜の花が綺麗に咲きましたが、来年は種を蒔いた場所全部で、是非満開の菜の花を咲かせたいと思います。そのためにまず草取りをしっかり行い、来月はしっかり耕します。

草取り開始前

草取り作業

草取り作業

草取り後

6月の定例活動

 市内の小学生たちが9月中旬頃、ナノハナやムラサキハナナの種まきをする場所の草取りをしながら、大学通りの桜の状況を観察しました。
草に関しては元気に育っていたので、取るのに一苦労しました。しかし歩道橋の下の東-77番の桜の根元には、ほとんど草が生えていません。歩道橋のループで光がほとんど当たらないためかと思いますが、この様な場所はナノハナにとっても育ちにくい環境になっているようです。 
 東-59番のヤマザクラが雪で倒れてしまった後に、大学通りで種から生えた桜を、昨年の6月18日に植えました。植えた当時は50cm程度でしたが、見る見ると大きくなり、現在では1m50cm程度に育っています。育ち方が急激なためか、幹の太くなるのが遅れているためか、上の方が垂れ下がってしまいました。そこで支柱を入れて支えるようにしました。しかし桜の枝もかなり重くなり、これだけの支えでは持たない気がします。もう少し工夫しようと思います。
 歩いて桜を観察すると、かなり傷んだ桜が目立っています。100年桜看板のついた桜の南側にある東-71番の桜は、2000年くらいには立派な枝を持った大きな桜でした。しかし枝が先の方から枯れてきたため、何度も枝を切り落とすことになり、現在では小さな桜の木になってしまいました。根がかなり傷んでいることが分りました。樹勢はかなり衰えており、手で樹の皮を剥ぐとボロボロと崩れてしまう状態です。良く見るとシロアリの巣になってしまって、かなり中の方まで傷んでいるようです。何とかしないと枯れてしまいそうです。

また大学通りでは、太い枝が枯れている桜が幾つか見られます。この枝は東-57番の桜ですが、太い枝が枯れています。車道にも出ていますし、自転車通りにも張り出しています。台風などが来ると折れて、落ちてくる可能性があるので、早急に枝の切断などを行ってもらいたいと思います。

草取り

支柱の補強

傷んだ桜

シロアリの被害

太い枯れ枝

車道の上の枯れ枝

自転車道路の上の枯れ枝

市内小学校での桜守活動について

 今市内の小学校では、様々な桜守活動が行われています。
  2018年2月14日(水) 7小 1年生 桜の肥料作り
  2018年2月17日(土) 3小 3年生 桜の肥料作り
  2018年2月21日(水) 5小     桜の肥料作り
  2018年2月22日(木) 8小     桜の肥料作り
  2018年2月22日(木) 5小 5年生 タマリュウ、ヤブランの捕埴など


 たくさんの学校で大学通りの桜に与える肥料作りを行っています。また明和マンションの前では、タマリュウやヤブランの捕埴も行いました。
 小学生の皆さんの活動のようすを、写真で示します。
 

ヤブランの捕埴

ヤブランの捕埴

肥料作り

肥料作り

2018.2.18  2月の定例活動    参加者 14名 

 2月の定例活動を行いました。まず昨年蒔いた菜の花が、元気のない部分があったため、化成肥料を撒きました。今年はかなり芽が出たので、春には黄色の菜の花でいっぱいになると思っていたのですが、雪が降って雪の下に押しつぶされてしまってから、元気が無くなってしまいました。この肥料で元気になれば。
 次に不定根治療をしている桜の布の取り換えを行いました。また上に伸びていた太枝が枯れて腐っていたので、そのままにしていると崩れ落ちて危ないので、切り落としました。
 最後に明和マンション前で、タマリュウやヤブランによる桜の保護を説明するための看板を飾るための、支柱を立てました。今回は第五商業高校の生徒さんが、6人参加してくれました。支柱を立てる作業では、杭をノコギリで切ったり、かけやを使って、杭を打ち込んだりと楽しそうにやってもらいました。

 なお今回の活動は、「グッドライフ多摩」さんの取材がありました。取材結果がホームページに掲載されるとのことなので、掲載されたらお知らせします。

参加者の全員集合写真

化成肥料の散布

不定根治療の布の取り換え

看板用杭の打ち込み

2018.1.21   1月の桜守定例活動  参加者8名 

 ・先月の活動で桜の番号札の確認を行いました。そして無かった番号を、桜守の一人の方に、予め番号札に書いてきてもらいました。
  番号札は以前に使用したものがまだたくさん残っていたので、それを使用しました。
 ・その後は大学通りの東側と西側の2組に分かれて、分担して番号札の取り付けを行いました。


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番号札の取り付け
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番号札の取り付け
bangofudatoritsuke
番号札の取り付け

2017.12.17   12月の桜守定例活動  参加者10名 

 ・不定根治療をしている2本の桜の布の取り換えを行いました。今回は高校生が二人参加してくれました。
 ・その後は桜に付けてある番号札の確認を行いました。番号札の無い桜を見つけて、来年の活動で全部の桜に番号札を付ける予定です。
 ・お昼御飯を何人かで食べて、今年の反省と来年の進め方などについて話し合いました。


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不定根治療のようす
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不定根治療のようす
kusakarisyuryouji
不定根治療のようす

2017.8.20    8月の桜守定例活動 草刈り 参加者8名 

 ・当初の予定では桜の樹勢調査をする予定でしたが、桜守の管理している桜で、草が伸び放題になっている箇所があったので、急遽草取りをすることとなりました。
 ・不定根治療を行っている東-43番の周辺の草取り・草刈りを行いました。このあたりはアズマネザサも生えていて、鎌などを使って切り取りました。蒸し暑い日だったので、汗も出てとても疲れました。作業が終わってから振り替えると、刈り取った草の量が非常に多く、作業をした満足感も得られました。
 ・新しくお二人が参加してくれましたが、これに懲りず続けてほしいと思います。


kusakarikaishi
草刈り開始
kusakarinoyousu
草刈りのようす
kusakarisyuryouji
草刈り終了時

2017.6.18    6月の桜守定例活動 カミキリムシの食害調査など 参加者8名 

 ・テレビ、新聞などで話題になった桜の木の害虫「クビアカツヤカミキリ」の食害調査を行いました。 昨年福生市で確認されたそうで、国立にも来ていないか心配です。
 ・半数程度の桜を見たのですが、カミキリムシの食害を確認できたものはありませんでした。一か所だけ微妙な木屑があったので、元気な人に桜に登って見てもらいましたが、蟻では無いようですが確認はできませんでした。今後注意して見てゆこうと思います。
 ・カミキリムシは見つかりませんでしたが、蟻の巣となっている桜が多いことに驚きした。ぼろぼろになっている桜もあるので、何とかする必要があります。
 ・カミキリムシの調査は、大学通りだけでは不十分で、桜通り、矢川通りをはじめ市内全域で行う必要があります。定例活動日以外に日を設けて、カミキリムシの調査をする予定ですので、ご協力よろしくお願いします。
 ・桜の実生苗を育てていますが、かなり大きくなってきました。桜の苗の欲しい方がいましたら、差し上げますので連絡いただきたいと思います。今日の作業では、吉田医院の前で雪で倒木して伐採された樹の根に、実生苗を一本植えました。一般的に桜は元あった桜の根を伐根しないと、次に植えた桜は育たないと言われています。今回はちょうど苗の入るくらいの孔が空いていたので、そこに植えてみました。どうか大きく育ってほしいと思います。


桜の調査
桜の調査 大島桜の種拾い
桜の調査2
蟻の巣となっている桜 蟻の卵発見
実生苗の倒木への移植
実生苗の倒木への移植

2017.5.21    5月の桜守定例活動 不定根治療と草取り 参加者9名 

 ・東−43番のヤマザクラは不定根治療を行っています。不定根治療は、枯れた幹の途中から生えている細い根(不定根)を、土などを根の周りに詰めることで地面まで導いて、その根を太くして桜の樹勢回復を行う方法です。この桜は不定根治療が順調に進んでいて、かなり太い不定根が成長してきました。
 ・不定根治療では幹の洞に土を入れて、土がこぼれないように、幹の周りを布で覆ってあります。布がかなり傷んできたので、取り替える作業を行いました。
 ・その後はこの周辺が雑草や笹で覆われていたので、菜の花を残して草取りを行いました。菜の花は3小の生徒さん達が、もうすぐ種取りを行います。今年一番の暑さのため、辛い作業でした。ノビルが大きく育っていたので、草取りで抜けた分は持ち帰って食べました。

不定根治療の桜
不定根治療の桜
不定根治療布の張り替え
不定根治療(布の張り替え)
草取り
草取り

2017.4.16    4月の桜守定例活動 ポスターの片付けと石拾い 参加者6名 

 ・桜の季節もいよいよ終わりに近づいています。大学通りに飾った小学生・高校生が作成した、桜のポスターを取り外しました。具体的には、大学通り南門のポスターの片付けと、桜守掲示板の修復を行いました。大学通りの東側にもたくさんのポスターがありますが、こちらは第五商業高校の皆さんが片付けることになっています。
 ・明和マンションの前の桜は、タマリュウやヤブラン、ジャノヒゲなどを根元保護のために植えてあります。これらを植える時に土を耕したのですが、その時に大量の石が出て来ました。この取出した石はそのまま積んでありましたが、これも片付ける必要があります。そこで積んである石を業者に引き取ってもらえるように、袋詰を行いました。全部で16〜17袋の石を袋に詰めました。後日確認したところ、きれいに無くなっていました。
 ・今年の桜は長く、作業中は風に吹かれて、桜吹雪が舞っていました。

ポスターの片付け
ポスターの片付け
石の袋詰め
石の袋詰め
袋詰めされた石
袋詰めされた石

2017.3.19    3月の桜守定例活動 ポスターの設置など 参加者10名 

 ・桜の季節が近づいてきています。、大学通りの風物詩になっている小学生・高校生が作成した、桜への想いを描いたポスター掲示を行いました。看板の枠を立てて、そこに小学生・高校生が書いたポスターを貼り付けました。貼ったポスターの数は200枚ほどです。
 ・たくさんのポスターだったので、この日はTOKYO GOOD MUSEUMの取材のために、ライターさんやカメラマンさんも来ていたのですが、ポスター貼りも手伝っていただきました。とても助かりました、ありがとうございました。
 ・その後「百年さくら」を目指している桜の周りに、杭とロープを設置して、百年桜と分かる様にしました。更に周りにタマリュウやリュウノヒゲを植えて根の周辺を保護しました。
 ・かなり暖かくなり外の作業でも汗をかくほどになりました。

看板作り
ポスターを貼る枠の作製
ポスター貼り
ポスター貼り
ポスター
ポスター

2017.2.19    2月の桜守定期活動 リュウノヒゲなどの移植準備 参加者10名 

 ・西-74,75,76の桜の根元に昨年ヤブランを植えましたが、少し苗が少なかったので、リュウノヒゲを補埴することにしています。
 ・補埴は2月23日(木)に5小の5年生にやってもらう予定です。補埴するリュウノヒゲを採取する作業を行いました。大学通りにはリュウノヒゲやタマリュウがたくさん生えている場所があります。この様な場所からリュウノヒゲを採取し、日陰に置きました。
 ・その後実際に補埴する西-74,75,76の桜の根元で、リュウノヒゲを植えられそうな場所の土を耕しました。
 ・補埴は2月23日(木)の10時20分ころから行うので、都合のつく方はお手伝いに参加してください。天気予報では雨になるような可能性もあります。

リュウノヒゲの採取
リュウノヒゲの採取
リュウノヒゲの採取
リュウノヒゲの採取
植え場所の耕うん
植え場所の耕うん

2017.1.15  1月の桜守定期活動 菜の花の観察など 

 ・桜の根元保全となるように、二小・三小・五小・七小・八小・桐朋小・音小・国高の生徒の皆さんが、昨年秋に菜の花の種をまきました。気温の関係なのか、昨年末から咲き始めています。また一部に元気のない菜の花も見うけられます。そこで菜の花の状況を、全体的に確認しました。
 ・この冬一番の寒波が来ているとのことで、大学通りにもあちこちに霜柱が見られました。日が出ていると暖かいのですが、雲に隠れてしまうととても寒い一日となりました。
 ・ほぼ大学通りを一周して菜の花の状況を確認しました。全体的に細くひょろひょろと弱々しく、それでいてもう花が咲いています。雪が降ってくると折れて全滅しかねない状態です。この様なところには、何カ所か油かすをまいたので、元気になるか注目して行きたいと思います。
 ・一方で太く青々としてまだ花の咲いていない、非常に元気なところも何カ所かありました。その様な場所は、今年初めて菜の花の種を蒔いたところでした。もしかしたら元気のないのは、連作障害かもしれません。そうだとしたら来年はどうすれば良いのでしょう。

菜の花の様子
菜の花の様子
油カスの施肥
油カスの施肥
油カスの施肥
油カスの施肥

2016.12.18  12月の桜守定期活動 ヤブランの移植など 

 ・11月29日に5小の5年生2クラスの生徒さんが、3本の桜の根元に300株のヤブランを植えました。
 ・一本の桜に約100株のヤブランを植えたのですが、見た目にまださびしい感じがあったので、大学通りの他の場所からヤブランや蛇のヒゲなどを移植しました。
 ・その後桜の樹の番号札の修理を行いました。

ヤブランの移植
ヤブランの移植
ヤブランの移植
ヤブランの移植
ヤブランの移植
ヤブランの移植

2016.10.15  10月の桜守臨時活動 国立高校の生徒さん達の『くにたち桜守』体験活動2回目 参加者 国高生160人 桜守7人

 第1回目の体験活動とは異なり、暑いくらいの良い天気になりました。桜守のメンバーは10時に集合し、準備作業や予定の確認を行いました。13時30分に国立高校で全員集合の後、石取り、種蒔き、草取りの3班に分かれて、それぞれの場所に向かって作業を行いました。
 @西-74,75,76周辺の土を耕したり、石を取り出したりしました。

  2年前に第2小学校の皆さんに、西−77〜80の4本の桜の周りにタマリュウを植えてもらいました。今年はその隣の西-74,75,76の3本の桜の根元に、小学生の皆さんにヤブランを植えてもらう予定です。
 植える場所は土が硬く石が多い場所なので、小学生に植えてもらうのには大変ため、土を耕して石を取り除く作業をしました。人数は60人くらいで、大きなスコップと小さな移植ゴテで地面を耕しながら、石拾いを行いました。もともと土砂や瓦礫を埋立てた場所なので、石やセメントの塊、ガラスや陶器の破片などが出てきて、大きな山となりました。予定通り3本の桜の周辺の石取りが終了しました。
  予定ではその後、再び土が踏み固められないように、ロープを張る予定でしたが、ロープが届いていなかったため、この日の作業は終了しました。

 A東-19の桜の周辺の草取りをして、そこに菜の花の種を蒔きました。
  9月24日の第1回の体験ボランティアの時に菜の花の苗を植えた場所の隣に、続けて菜の花の種を蒔く作業を行いました。
  一部笹が残っている場所もありましたが、全面的に土が軟らかかったため、予定通りに作業を進められました。土を掘っていると、大きなミミズが出てきたりして(キャーキャーと騒がしかったですが)、土の状態もかなり良い感じがしました。
  前回種蒔きをした場所では、勢い良く菜の花の芽がたくさん出ています。この隣なので、どうなるか楽しみです。作業が早く終わったため、東-43付近で草取りをしている班の応援に行きました。

 B東-43の桜の周辺の草取りをしました。
  東-43の桜の周辺は第3小学校の皆さんが菜の花の種を蒔く場所になっています。しかし、この場所は笹がたくさん生えており、土を耕すのはとても大変です。そこで今回の体験ボランティアでは、この周辺の東-40〜43の範囲の草取りをやりました。
  道具として小さなスコップなどはたくさん持って行きましたが、石取りの方に大きなスコップを多く持っていったため、草取りの方は大きなスコップが3本しかありませんでした。これでは草取りの効率が悪いため、急遽国立高校から大きなスコップ9個を用意してもらい、笹の根を掘りながら草取りを行いました。
  途中からは先に終了した種蒔きのメンバーも加わって、全体で100人程度で草取りをしました。東-43の周辺はきれいになりましたが、東-40の方は全部笹を抜くまでには行きませんでした。

  今回は天気が良かったので、たくさんの写真を撮ることができました。届きしだい、もっとたくさん写真を載せようと思います。
 
全員集合
全員集合
草取りの様子
草取りの様子
草取りの様子
草取りの様子
草取りの様子
草取りの様子
種まきの様子
種まきの様子
種まきの様子
種まきの様子

2016.9.24  9月の桜守臨時活動 国立高校の生徒さん達の『くにたち桜守』体験活動 参加者 国高生160人 桜守9人

 午後からは雨になる予報の中、くにたち桜守のメンバーが10時に集合し、午後1時半からの体験活動の天気を心配しながら、体験活動の準備を始めました。今回の体験活動では、桜の根元に菜の花の種を蒔くのですが、お花見の時期に菜の花が咲くことで桜の根元を保護することを目的としています。体験活動の時間は1時間30分程度です。準備作業としてはまだ草を抜いてない場所があるので、時間内に作業が終わるように、ある程度の草取りと地面を耕すことを行いました。昨年も種まきを行ったのですが、思ったほど菜の花が咲きませんでした。1つの可能性として、昨年は生徒さん達全員に種を蒔く地域に入ってもらい、全体的に菜の花の種を蒔いたのですが、蒔いた種を踏みつけてしまったため、発芽が悪かった可能性が考えられました。そこで今回は種を蒔くところを、テープで示しておき、そこは踏まないようにする方式で行うことを確認しました。
 午後1時過ぎ国立高校前に行くと、雷鳴一発それとともに雷雨が始まりました。当然中止だよねと思っていたのですが、13時30分くらいに決行の放送が流されました。国立高校の皆さんは、多くの人はカッパを用意していましたが、数人何も用意も無く、また桜守の中にも代表をはじめ数人がカッパを用意してありませんでした。それでも決行となったので、皆さん指定された場所まで移動し、3か所に分かれて種まきを行うこととなりました。
 活動状況は写真を見ていただければ分かりますように、皆さんカッパを着て、雑草の抜き取り・地面の掘り起こし、種まきを行いました。最後に使った道具を洗いました。かなり過酷な作業となりましたが、なんとか少し時間をオーバーしましたが、終了することができました。
 10月15日に国立高校の生徒さんの『くにたち桜守』第二弾の体験活動が予定されています。『くにたち桜守』の皆さん、もう一度ご協力お願いします。

種を円形に蒔きました

雨の中のくにたち桜守ボランティア体験活動の様子

 

 

2016.2.11  国立高校前の生垣の補植     

 急だったためお知らせが間に合いませんでしたが、今日は臨時作業として、国立高校周辺の大学通りの生垣の補植作業を行いました。
 昨年の10月9日に国立高校の学生さんたちと、国立高校前の生垣にオオムラサキを捕植しました。でもまだ生垣には隙間が多かったり、生垣の木が枯れている部分があったりしたので、今回の補植作業を行いました。
今回の作業は、国立高校のボランティア同好会の皆さんに協力してもらいました。
 思ったよりも小さな苗木でしたが、サワラの苗木を90本植えました。この辺りは土砂を埋め立てて作った様で、非常に土が硬く石やコンクリートの欠片などが出てきて、穴を掘るのにはとても苦労しました。それでも2時間程度の作業で、無事に90本の苗木を植えることができました。
 国立高校ボランティア同好会の皆さんありがとうございました。成長が遅いので長い時間が必要ですが、皆さんの植えたサワラの成長を楽しみに見守って下さい。


サワラの補植

サワラの補植

皆さんありがとうございました

2015.10.09  都立国立高校1年生全員が桜守活動に授業として参加     

 国立駅前の大学通りは、桜の名所として有名ですが、この桜は昭和8〜9年に、地元青年団が植えたものです。
植えられてから80年以上経過し、老木化と環境変化により、傷んだり弱った桜が目立ってきました。
「くにたち桜守」は、国立駅前大学通りを中心に桜の保全活動に取り組んでおり、市内の小・中・高校生も授業の一環としてこれに参加しています。 今回、夏の都立5商1年生全員に加え、新たに10月9日、都立国立高校1年生全員が学校正面の緑地帯を場所に、授業の一環として、桜守活動に参加することになりました。
 この子供たちの取り組みは、市民、商店会の理解のもと、10年以上:継続しており、当初の参加者は社会人となるなど、すっかり国立市の風景の一部となっています。
 くにたち桜守の活動目標は、「“くにたち”を、桜をキーワードに、あるいてホッと心の和むまちにする(「くにたち桜守」規約から抜粋)のとおり、くにたちのまちが市民とここに通勤・通学等で訪れる方々の心に、“このまちは良いまちだ”と感じ、“ここに住んで良かった、ここに住みたい、あるいは、また一度訪れたい”と思っていただくことにありますが、今回の国立高校生の参加は、高齢化が進むくにたち桜守にとり、とても心強く感じています。

 具体的には、まず全学生さん320名に80人ずつ4つのグループに分かれてもらいました。そして4つのグループにそれぞれの仕事をしてもらいました。
@生垣の補修を行うグループ
 国立高校前の緑地帯は、生垣がかなり傷んでいて、ほとんど生垣の無い場所があります。今回の作業では、130本のツツジの苗木を植えて生垣の補修を行いました。
 土が硬く掘るのに苦労したり、また水を運んだりするたいへんな作業でしたが、無事全部植えることができました。
 まだ一部生垣が空いているところがあるので、冬の間に追加作業を行う予定です。
A樹の元気度を調査するグループ
 大学通りの全桜の樹について、元気度の調査を行いました。元気度の調査は調査表に従って、葉の量や葉の大きさ、幹のこぶや傷、キノコが生えているか、枝の張り具合などを目で観察しながら調査を行います。またもう一つの調査として、幹回りの長さを測る調査も行いました。
 いつもは通学に使っているので、あまり桜の細かい点には注意はしていなかったのですが、改めてみると元気のない桜が多くあることを認識できたようです。また、中には幹回りが4m近い元気な桜もあることも分ったようです。
B草取りを行うグループ
 小学生たちが菜の花を蒔く場所の草取りを行いました。種を蒔く場所は、アズマネザサという笹が一面に生えています。草取りというよりも笹を退治する作業で非常に重労働だったと思います。この準備作業があったために、後日 小の生徒たちの種蒔きが無事終わりました。
C菜の花の種を蒔くグループ
 国立高校の学生さんにも、一区画菜の花の種を蒔いてもらいました。この区画は既に草取りは終了しているので、まず小さなスコップで土を耕してもらって、その後種蒔きを行いました。
 後日雨が降ったために順調に発芽しているようです。春には黄色の絨毯になると思います。

菜の花の種蒔き

菜の花の種蒔き

菜の花の種蒔き

2014.10.23  タマリュウの植え付け(5小の生徒さんと)    参加者 70名 

 株式会社東芝様から、ボランティア活動支援プログラムの寄付金をいただきました。報告が遅くなってしまいましたが感謝しています。桜の保護としてはいくつかの方法を考えましたが、今回はタマリュウを桜の根元に植えて、桜の根が踏まれないようにすることにしました。桜の根は浅いため、地表が踏み固められてしまうと、根が衰退して桜の樹勢が衰えてしまいます。タマリュウを桜の根の周辺に植えることによって、踏まれることがないように、またタマリュウの根が張ることにより土を柔らかくする効果を考えています。
 今回いただいた寄付金を使用して、タマリュウの苗約2000株を購入しました。この大量の苗を植えるために、国立第5小学校の5年生の皆さんと一緒に植えてもらうことにしました。環境学習の授業として、約70名の生徒さんに植えていただきました。
 この日は前の日から雨で、午後からの植え付けができるか心配しましたが、ちょうど授業の時間帯は雨が上がり、作業を行うことができました。たくさんの人達に手伝っていただいたので、1時間程度の授業でほぼ全部植えることができました。桜マップの西-77、西-78、西-79、西-80の4本の桜の根元に、タマリュウが植えられました。